地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

第9節ノジマ@南津守

早いものでリーグももう折り返し。
前半戦最後の相手は開幕から8戦無敗のノジマステラ。咲良じゃない方のノジマです。

会場は南津守。
セレッソ大阪堺レディースの練習場です。かつてはセレッソ大阪のトップチームの練習場でした。
最弱のスタジアムで申し訳ございません。

今後ノジマとやるときは意地でも津守開催にしましょう。

・・・話が脱線しました。


観客数513人。異常な混み具合でした。

この試合、今シーズン未だ無失点のノジマと全試合得点のセレッソの戦い。実力差はあるものの、自慢の得点力で今シーズン初失点を付けてやりたい、そんな気持ちで試合に臨んだセレッソが期待以上の立ち上がりを見せる。

やはり技術、戦術、経験で上回るノジマがゲームをコントロールするも、セレッソも連動した激しいプレスで相手のミスを誘発し、得点チャンスを何度も作る。

中でも玉櫻のチェイスは光ってた。
そして久々に前線で起用された宝田。決定的なチャンスが2度あったがモノに出来なかった。
それでも前半は守備陣も耐え、スコアレスで折り返す。

後半もこのまま切れなければ勝機はあると確信できたが、気温が高かったことなども影響したか、実力の差を見せつけられた形になった。
結局要所で抜群の集中力を見せたノジマに後半2点を奪われ0-2で敗戦。

2失点よりも無得点で終わったのが何より悔しい試合となった。
でも、悲観するような内容ではなかった。この負けをしっかり噛み締めて次に繋げよう!

さて、次の試合は、、、ってまた関西か。。そろそろ遠征休みたし。。



今日の井上。
4枚の右サイドバックで出場。前半はマッチアップしてた相手に勝ってたが、後半、噂の台湾代表パオが出てくると、圧倒的なスピードでちんちんにやられまくり。。。
ああいったところの対応も出来るようになったらもう1つ上に行けるはず!頑張れボンバー!!

第8節S世田谷@JG堺S1

長いゴールデンウィークの締めは筆者が個人的に勝手に宿敵にしてるスフィーダ世田谷

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初年度はボコされた相手だが直近の試合では勝っているセレッソ

後ろからしっかりとパスを繋いで組み立てるというよく似た戦術の両チーム。
序盤はスフィーダがペースを握るが、個々の技術では相手を圧倒するセレッソが徐々に盛り返す。互いに"らしさ"を見せる面白い展開に。

しかし両チームともなかなか決定機はつくれない中、均衡を破ったのはセレッソ
左サイドから攻め込み、一度はボールを奪われるものの、素早い切り替えで奪い返すと、中央で矢形がシュート。これはDFに当たったがこぼれ球はフリーの咲良のもとへ。これを落ち着いてゴール左隅へ流し込み、先制。前半を一点リードで終える。


後半は予想通りさらにオープンな展開に。
互いに決定機を作るが決めきれない。
特に咲良から志歩へのスルーパスで一対一になった場面。あれは決めてほしかった。決めてたらトドメを刺せた。

そしてそこからスフィーダが頑張りを見せて流れを持っていかれ、ついに同点に。

最後はCBの宝田を前線に上げて勝ち越しゴールを狙うが、何度か迎えた決定機を決めきれず、1-1で試合終了。

GWのホーム3連戦の頭でエルフェンから勝ち点1をもぎ取ったセレッソにとっては、非常に痛いドローとなった。

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これで順位は5位。3〜9位が勝ち点差4以内の団子状態。だけに勝ちたかったね。

次節は最大の難所、優勝最有力候補のノジマステラ神奈川相模原
実力差はかなり大きいが、相手が大物になるほど力を発揮する彼女たちだから期待しておこう。



今日の井上。
あの暑さの中で最後までよく走り抜きました。
顔面を蹴られたシーンは冷やっとしたけど、これで少し美人になることでしょ。知らんけど。

第7節吉備国大@南津守G

ホーム6連戦の折り返し、3つ目の対戦相手は吉備国際大学シャルム。
かつてはなでしこ1部で輝いていたこのチームも昨季から2部に落ち、今季も下位に沈んでいる。

会場は今シーズン初の南津守開催。ベンチがいつもと逆。
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前節のいい流れを持続して1つ上に抜け出たいセレッソであったが。


久しぶりにこの感覚を味わったかな、という感想。
やられた感じは全くない。ゴリゴリ体育会系の大学パワーサッカーに大苦戦。
中盤の組み立てなどはなく、とにかく前に蹴って押し込み、ハイプレスを掛けてボールを奪い返すというわかりやすいサッカー。

さすが1部でやってただけのことはあるなと。プレスの連動性が一段上。ここで長いボールを蹴れたらという場面でしっかりと人数をかけてきて蹴らせてもらえない。

そんな相手にたまたまのまぐれ当たりみたいなゴールで3点も先行させてしまうと厳しい試合になるわな。


焦りから前へ前へ急ぐようになり、ミスも併発、さらに相手も守りやすい。この悪循環からなかなか抜け出せず。

それでも、咲良の怒りのゴールで一矢報いるなど、下を向いたまま終わらなかったのはデカい。

終了後、監督に雷を食らったのか、涙を隠さずに引き上げる選手を見て、次は行ける、と思った。
次節は個人的に思い入れの強いスフィーダと。しっかり準備して、勝ちたい。
橘木には要注意!!!

勝って、ゴールデンウィークの3連戦、気持ちよく終えよう!





今日の井上。
デカい、強い、早い相手にかなり苦戦。
けどもうひと伸びするにはああいう相手とやり合うのはいい経験になったんじゃないかね。
しかし後半の怒涛のオーバーラップには脱帽です。サイドバックに収まってほしくはないけど、クロスの精度をもっと高めれたら脅威になるよ。

第6節ちふれ@JG堺S1

f:id:toraxcross:20160430174452j:imageゴールデンウィークのホーム3連戦一発目。相手はスーパー格上のちふれASエルフェン埼玉

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厳しい試合になることが容易に想像できたこの試合。開始から次々とロングボールを放り込んでくるエルフェンに対し、防戦一方になるセレッソ

しかし、そこを耐え凌ぐと、徐々に盛り返し、何度かシュートチャンスを迎えるように。逆にミスからピンチを招くシーンもあったが、今日は絵梨香が大当たりでボンバー荒川のごっつぁんゴールも足一本でスーパーセーブするなど、ディフェンス陣の踏ん張りもあり前半はスコアレスで折り返す。


後半は攻撃のギアを強めてきたセレッソ。待望のゴールは53分。ここ最近パフォーマンスを上げてきた森中からのロングボールに飛び込んだのは咲良。
咲良ハンパないってー!後ろから来たボールノーバウンドで触ってゴールに入れるもん!的なスーパーゴールで先制。

その後相手の猛攻に耐えながら追加点を目指すも奪えず、74分に相手のスーパーミドルが炸裂し同点に。さらに最後まで攻め込まれる時間が続くが、逆転ゴールは許さず、1-1で試合終了。



勝てる可能性もあっただけに悔しさも残るが、格上相手に十分すぎる勝点1をゲット。
これで愛媛を抜いて3位に。同じ3位でもどこかとは大違いやわ。
ここから2つ、しっかり勝って1つでも上にいこう!



今日の井上。
ボンバー井上。以上。

第5節広島@JG堺S1

前節、アウェイ愛媛戦で後半ATに志歩の執念のゴールで追いつき、ホーム6連戦に向けて波に乗りたいセレッソ
対するは今季未勝利で最下位に沈むアンジュヴィオレ広島

前回対戦時はセレッソにとっては脅威だった斎原がオフの間に退団しており、これが最下位に沈む1つの要因かもしれないな、と。

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試合はあらかた予想していた通りセレッソがペースを握る展開に。
明華が先制点を叩き込み、穂之香のスーペルゴラッソで2点を先制するも、それで気が緩んだか、中途半端な守備になり前半のうちに同点に追いつかれる。

後半も時間帯によってはペースを握られたが、大半はセレッソが支配する展開に。
前半は見せ場を作れなかった咲良と、後半頭から投入された菜々美にモンキー井上が絡んで右サイドを突破すると、咲良がPA内に進入したところでファールをもらいPKをゲット。

明華がこれを落ち着いて沈めると、さらには直近の試合は全てCBで起用され、最近の代表合宿にも呼ばれなかった宝田が鬱憤を晴らすようにオーバーラップを繰り返し、矢形のヘディングゴールを見事にアシスト。

最後は監督の温情采配で筒井をCBに入れてCFにポジションを移動すると、気持ちいいくらいのエゴを見せまくるも得点には至らず。

逆にATにはオフサイドのセルフジャッジで足が止まった一瞬の隙を見逃してもらえず1点を奪われるもそのまま試合終了。両チーム合計7ゴールの派手な試合となった。


結果、ハリマを抜いて4位に浮上。
まずまずのところに付けている。


まずは6連戦の頭を勝利で終えたことは前向きに捉えたい。
しかし次の相手は開幕5連勝中のエルフェン埼玉。間違いなく厳しい試合になる。
1週間、しっかりと準備してもらいたい。


今日の井上。
特に無し。























嘘です。今季初?のフル出場。
ボランチ楽しいっす!!!」この一言に尽きる。
イキイキしていたのでこっちまで楽しかったっす!!!
後半は右サイドで起点になってたけどサイドで使うには勿体無い選手やね。

第4節愛媛FC@愛媛球

前節、あっさりと2部初勝利を挙げたセレッソ。今節の相手は愛媛FCレディース
敵地に乗り込んでの一戦。会場はニンジニアスタジアムの横っちょにある球技場。
ピッチはこんな感じでイレギュラーし放題でした。

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前にここに来た時は確か成迫がすんげぇゴール決めたっけ??


何せ久しぶりの対戦で、実力は未知数に近かったが、主導権は握れると思ってたけど、さすがは愛媛FC。昇格争いはほぼないに等しいが残留争いにも巻き込まれない安定した強さがあった。

正直言って、内容はセレッソ的には全く面白くない試合で、前半に至ってはほぼ主導権を握られ続けた。

完璧に崩されて先制を許し、1点ビハインドで前半を終えたが、後半、わずかに引き寄せた流れを無駄にせず、穂之香が同点ゴールを奪う。

これで勢いに乗ったセレッソがさらに攻め立てるが逆転とはいかず、逆に落ち着きを取り戻した愛媛に再度ペースを握られてしまう。

すると、後半終了間際に右サイドの嫌な位置で木戸がファールを犯してフリーキックを与えると、それを中でドンピシャで決められ、万事休す。


と、思いきや、勝負はまだ決していなかった。
残りのわずかな時間で同点とするべく、捨て身で攻勢に出ると、とうとうあの選手に待望の今シーズン初ゴールが生まれる。

両サイドを広く使いながら愛媛ディフェンスを崩し、左から抜け出した森中の素晴らしいクロスに体を投げ出して飛び込んだのは8番、松原志歩。キーパーと交錯して少し傷んだが、臆することなく飛び込み、値千金のゴールを決めて見せた。

さらに残り数分にかけて両チームとも前に出るが、チャンスには至らずそのまま試合終了。


最後は負けを覚悟しただけに、よく追いついたと思う。

しかし、試合を通してほとんど自由にさせてもらえることがないのは衝撃だった。愛媛は個の力で劣る分、どの局面でも素早く数的優位を作っており、穂之香や明華がいつものようにプレーできなかった。いいチームやな、という印象。

でも、悪いながら勝ち点1を拾って帰れたことは大きい。
次節からのホーム6連戦でしっかりと積み重ねていきたい。



今日の井上。ピッチ外では安定のムードメーカーっぷりを発揮するものの、試合に入るとその目はハンター。
今日も難しい局面で途中出場となったが、持ち前の運動量とチェイスの早さは相変わらず。

井上ポーズ、流行らせよう。


ではまた来週!

第3節ハリマ@JG堺S1

開幕三ツ沢2連戦のあと、お待ちかねのホーム開幕です。

2部初勝利を目指すセレッソの相手はASハリマアルビオン。ちなみに、勝ったことないそうです(公式談)。
 
セレッソは第3節にして早くもスタメンをいじってきた。これまでのスリーバックからフォーバックに。センターは初先発の木戸と宝田の長身コンビ。井上が外れ麗奈が右にスライドした形に。
 
キックオフ直前、「ハリマー!高校生に負けるなー」との怒号が。
すみません、一部は卒業しました。
 
試合はその一部の高卒組が奮闘。特に目を見張ったのは古澤でした。
明華か宝田バリのゴリゴリのチャージで相手を吹っ飛ばす場面も。
古澤が効いてたのもあり相手の攻撃は裏への縦一本の単調なものになるも、オーストラリア代表のアシュリー(いかにも足が速そうな名前である)の足が異次元に速く、木戸に関しては出足で勝っててもまくられ、大ピンチになる場面も。
それでも絵梨香を中心に全員で耐え抜いて無失点。
 
 
 
攻撃面では相変わらず前線の連動が素晴らしく、何度もチャンスを作ったものの、得点は相手のミスにしっかり詰めた咲良のゴールのみ。
 
それでも無失点で今季初勝利を挙げた。しかも前節、ATに訪れたビッグチャンスをものに出来ず大泣きしていた咲良の名誉挽回ゴールでの勝利。
 
勝てないとズルズル行ってしまいそうな嫌な予感もあっただけに、ここで勝てたのは大きい。
この流れを次節のアウェイ愛媛戦、そしてその後続くホーム6連戦に繋げてほしい。
 
 
今日の井上。
与えられた仕事はそつなくこなしつつ、ズッコケプレーも見せてくれる、実に彼女らしい日でした。
次もこの調子で。