第一節アウェイノジマ戦 確かな手応え
4月6日(日)、プレナスチャレンジリーグ2014シーズンが開幕した。
対戦相手はノジマステラ神奈川相模原。
2012年の入替戦を勝ち上がって昇格したチャレンジリーグ同期との対戦となった。
昨シーズンは、別ブロックのためホーム1試合のみの対戦であったが、
パワーとスピードで圧倒され、何も出来ぬまま3-9と完敗を喫した。
今オフには移籍市場が非常に賑わったなでしこリーグ・チャレンジリーグであったが、
その中にあってほとんどメンバーの入れ替えがなく、昨シーズンの戦力をベースに上積みを図ったチームのひとつがこのノジマステラである。
そんなノジマステラと開幕戦で戦えるというのは、チームの実力を図る機会である
とともに、昨シーズンからの成長具合を見せる絶好のチャンスである。
さらに、セレッソ大阪堺レディースは 松原志歩、西田明華 という両エースが
FIFA U-17女子ワールドカップの決勝戦のため不在での試合となった。
(写真はセレッソレディース*さくら蹴球日記から拝借しました)
試合は13:00のキックオフ直後に動く。
今季からCBにコンバートされた脇坂が相手のロングボールをクリアミスすると、
そのまま決められ失点。開始数秒での記録的な失点となった。
そのまま雰囲気にのまれノジマの攻勢が続くと、18分までに2点を追加され、0-3。
昨シーズンのホームでの大敗が頭をよぎる展開になる。
しかしここからが成長ぶりの見せどころであった。
サイドの守備を修正してリズムを立て直すと、前半30分、最前線でたった一人
持ち前のスピードを生かして躍動していた玉櫻が相手CBからボールを奪うと、
冷静に1対1を決めて1点を返す。昨シーズンなかなか得点できずに悩んでいた玉櫻が、
開幕戦で、今シーズンチーム初ゴールを決めた。
そのままいいムードで前半を終了したセレッソは、後半さらに攻勢に出る。
キックオフ直後、またもや玉櫻のいいチェイスからボールを奪うと、すかさず右のスペースに走りこんだ矢形へパス。そのまま豪快にミドルを突き刺す。
相手DFに当たってコースが変わるというラッキーもあったが、このゴールで一気に流れはセレッソのものに。
体格では圧倒的有利にあるはずのノジマの選手が何でもないミスを繰り返す中、
畳み掛けるように攻撃を仕掛けゴールに迫る。
しかし、宝田が遠目から狙ったシュートはクロスバーに嫌われ、
野島・矢形が両サイドから仕掛けるが得点には結びつかず。
そのうちにノジマがリズムを戻し始め、一進一退の攻防が続くが、
結局試合はそのまま終了。2-3での敗戦となった。
結果は負けであるが、非常に大きな可能性を、確かな手応えを感じさせてくれた。
昨シーズン大敗した相手に五分に近い内容で、あわよくば勝てたと思わせる、
そんなナイスゲームであった。
次の対戦相手はスペランツァFC高槻。
格上チームとの対戦となるが、なでしこリーグ入りを目指す中で絶対に勝たなければならない相手である。
可能な限りの最大級のサポートで勝利を。
しなやかに咲き誇れ!