地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

第二クールはゴールラッシュで幕開け

第一クールを5戦全勝で終えたセレッソ。第二クールの初戦は敵地に乗り込んでの宿敵アカデミー福島戦。
会場は去年と同じ時之栖スポーツセンターかと思いきや車で5分くらいのところにある裾野市運動公園陸上競技場。

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サッカーの試合ができるグラウンドが集まりすぎですね、ここ。うらやましい。


JFAアカデミー福島といえば、昨年、一昨年と同年代でありながら一度も勝ったことがなかった。
今シーズンの第一クールの対戦で初めて勝利を収めたものの、油断すれば簡単にやられるくらい実力は拮抗しているように見えた。

2周目も全勝で!と気合を入れて試合に臨む桜なでしこ。
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前回の対戦同様、ロースコアのゲームが予想されたが・・・

試合は開始2分でセレッソが先制する。今シーズン未だノーゴールと鳴りを潜めていた8番。
20番を背負う玉櫻とのワンツーで相手をかわしてペナルティエリア外から左足を振りぬくと、福島GK浅野が枠を外れたと見切ったシュートがゴールに吸い込まれた。待望の志歩ゴール(2015初)。

さらに追加点を狙いたいところであるが、アカデミーのコンパクトな守備に中盤、特に古澤が自由にさせてもらえない。
すると27分、右SBに入っていた玉櫻があがったスペースを狙われ、そこからロングボールで前線に放り込まれると、大熊が完璧なトラップ、シュートを見せて同点に。


しかし、自信をもってやるべきことをしっかりと続けるセレッソ。失点の14分後、前線からプレスを連動させてボールを奪うと、矢形からの素晴らしいクロスを真ん中で志歩がすらせ、ファーにドフリーで飛び込んだのは長い距離を走ってきた穂之香。セレッソが2-1と勝ち越し、そのまま前半終了。


後半頭から、今日復帰のGK絵梨香が投入されると、試合はさらにオープンな展開に。
48分、左コーナーを奪ったセレッソは期待通りの穂之香のボールに期待通りの宝田のヘッド。3-1と突き放したが、次のプレーで大熊に個人技から一点を返されると、さらに11分後、ゴール前の混戦から押し込まれ、同点を許してしまう。

3-3となり、打ち合いになってきたが、ここからセレッソが驚異のゴールラッシュを見せる。
失点直後の60分、志歩と咲良の2人の関係で左サイドを突破すると、咲良のクロスに飛び込んだのはナナミ!(浩ではない)

さらに73分には前節までに合計14本ものシュートを放ちながら志歩とともにノーゴールだった明華が右PA外からキーパーの頭を越すスーパーゴールを決める。


日差しがきつくなって体力の消耗も激しくなったこともあり、このゴールでアカデミー福島の選手は完全に集中が切れてしまう。
今度は右サイドから菜々美、前川の2人でDFラインを切り裂くと、前川のスルーパスに飛び出した矢形が冷静にキーパーとの一対一を決めてとどめをさす。

終了間際に登場した田中実夏が2度のチャンスを決めきれなかった以外は非常に納得のいく試合であった。
しかし、あの橋沼があんなミスをするとは、、集中力っていうのは大事だと思った瞬間だった。


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今節は失点こそ多かったが、待望の8・10番ゴールが生まれた上に、
6点もとったのに複数得点者がいない(松原、林、宝田、北村、西田、矢形)という素晴らしい結果になった。

さらに、得点にこそ直接はつながらなかったものの、何度か連動した動きで相手DFラインを崩すという素晴らしいパスワークも見せており、次にもつながる内容になった。

心配の守備面も、今節の後半途中から復帰した絵梨香、そしてカツオこと勝岡を中心に立て直してくるだろう。


しかしシュート22本て・・・(http://match.nadeshikoleague.jp/2015/west/match_report/m17.pdf

これで2試合連続5点以上。次は前節で5点取った名古屋と。さらに大量得点を期待!
志歩、爆発しちゃえよ!!