地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

初タイトル奪取

あれこれの記事から早1ヶ月。

桜なでしこが初の栄冠を掴みとった。

 

なでしこリーグ2部カップ、初優勝。

セレッソ大阪堺レディースとしても初めてのタイトルに。

 

 

グループリーグを圧倒的な強さで突破したセレッソの決勝の相手は日体大。これ以上無い相手に選手のモチベーションも高かった。

会場の味の素フィールド西が丘に集結した普段の数倍の数のセレッソサポーターに加え、大阪からバスでやってきたというメンバー外の選手、ガールズの選手たち。

 

最高の雰囲気の中で始まった決勝戦

リーグ戦では高い攻撃力を見せている両チームではあったが、この試合はそれに加えて守備の集中力が抜群で、チャンスは作るものの互いになかなかシュートまで至らない。

 

そしてスコアレスで前半を折り返すと、後半、最初に動いたのは日体大

セレッソキラー目原を投入すると、小柄ながらも何度も日体大の攻撃の起点になり、セレッソが徐々に押し込まれるように。

しかし、セレッソの狙いもこれと言わんばかりにカウンターが発動。右サイドをいかにも"らしい"崩しで突破すると、右サイドを抜けた矢形からのグラウンダーのクロスに飛び込んだのは松原志歩。

 

「桜の8番はやるんですよ」

 

正に。

勝利をぐっと引き寄せる先制ゴールを決めてのけた。

 

しかしその直後、ミスからPKを与えてしまう。キッカーは10番嶋田。ホームでバケモノ級のミドルを突き刺されたことは記憶に新しい。

このPKを山下が一度は見事にセーブ!するも正面に弾いてしまい、詰めてきた嶋田に押し込まれ、同点に。

しかしこの一本のセーブが大きな布石に。

 

 

その後も一進一退の攻防が続くが互いに決め手を欠き後半もそのまま終了。

終了後に一部の決勝を控えているからか、延長戦無しでPK戦に突入。

 

先行は日体大。両チーム4人とも決めて迎えた5人目。日体大のキッカーは試合中にもPKを蹴った嶋田。

強く振り抜いたボールはバーの上へ。

後攻めのセレッソは松原志歩。落ち着いて蹴ったボールはキーパーの逆を突いてゴール左上隅に。

 

「桜の8番はやるんですよ」

 

つくづく持っている選手やな、と。

8番はコイツしかいないな、と。

 

 

セレッソ大阪堺レディースにとっても、セレッソ大阪というクラブにとっても、大きな一勝になったと思う。

 

それでもまだまだ通過点。

直後の1部の決勝のためセレモニーはほんの少し。

勝ったとは言え90分では勝負を決められなかった。

まだまだ伸び代はたくさん。まずはリーグで日体大に勝って目の前のリーグ優勝を目指そう!

 

 

でも今はとにかくおめでとう!!

We are Cerezo!!

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今日の井上

 

復帰から1週間も経ってないのによくあそこまで走るわ。

つっちゃいました〜って笑い飛ばすとこも、カップを掲げるお約束も、全部井上やな、って少し感動してしまった。

また笑いを届けてください!