地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

第二十一節EFCL戦 最後の目標に向かって

皇后杯の関西予選を挟んで約1か月ぶりのリーグ戦で愛媛は北条スポーツセンターにて愛媛FCレディースと。
略称がなぜEFCLとかいうわかりにくいものになったんかっていうことは知りません。

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トップチームが日産でのアウェイゲームということで大阪からの遠征組はほとんどゼロに近いと思っていたが、20人くらいは来ていたように思う。

勝てば「現行の」チャレンジリーグ(来季は実質3部)の残留は決まる試合とあって、選手たちはいつになく気合十分だった。

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序盤からアグレッシブに前線からの守備をしかけて相手の狙いでもあるサイドで攻撃の起点を作らせず、ペースをつかんだセレッソ
久しぶりのツートップを組んだ志歩・明華の世界一コンビを経由して幅広い攻撃を仕掛けると、左サイド前線で矢形が粘り、落としたボールをダイレクトで森中がクロス。フリーでニアサイドに飛び込んだのは今シーズンもがき、苦しんでいた実夏。ここ最近の2試合でもスタメン起用されており、その期待に応える今シーズンリーグ初ゴールで先制した。

その後もペースを落とすことなく勝利に向かってゴールを狙い続けるセレッソ。しかし志歩・明華のツートップがことごとくチャンスを決めきれず、結局前半は1-0で折り返す。


後半、竹花監督にカツを入れられた選手が躍動する。実夏・咲良に替わって井上・玉櫻が頭から入ると、徹底的にDFラインの裏を狙いまくる「戦術・玉櫻」が炸裂。
中途半端なロブボールに相手CBが処理をもたつくと、すかさず玉櫻がボールをかっさらい、そのままゴールに迫る。弾道の低いシュートはキーパーにはじかれるが、志歩がしっかり詰めて2点目を奪う。

その後、押し込まれる時間はあるものの、落ち着いたプレーを見せ、64分には明華、90分には終始快速を飛ばし続けていた玉櫻が1点ずつを追加し、終わってみれば4-0の圧勝。


ディフェンス面では相手のシュート精度の低さに助けられた部分もあったが、穂之香の視野の広さと運動量に加え井上もコンディションが戻りつつあることで、バイタルで自由にさせることが少なくなった点は成長を感じた。



来週は最終節。泣いても笑っても今シーズン最後の公式戦。
対戦相手は勝点差2で一つ上にいる福岡J・アンクラス。5月のアウェイゲームでは、今シーズンの初勝利を目前で手放した相手である。
この愛媛戦のような試合をすれば間違いなく勝てるはず。

来シーズンなでしこ2部で戦えるよう、一つでも上の順位で戦いを終えよう。

しなやかに咲き誇れ!
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