地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

第十六節ホームノジマ戦 夏の集大成

連休初日の試合だったのに何をたらたら更新しているんだと。。。
おかげげで14日、15日とカウンターがよく回ってたのに古い記事ばかりでお越しいただいた方に何とお詫びを申し上げればよろしいのやら。。。



ってなうさんくさい前置きはさておき、中断明けです。
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19節を前倒しで行った関係でセレッソの中断期間はおよそ40日間。
その間、南津守での合宿やらJ-GREEN堺なんかで行われてたU-18フェスティバルやらで実践も多く、着実に力をつけてこの日に臨んだ。

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対するノジマステラは今シーズンの開幕戦で対戦した相手。
思えばU-17女子ワールドカップの決勝戦の直後にキックオフし、明華・志歩の大活躍の裏で「恥ずかしくない試合を」と気合十分で向かっていった。結果は2-3と惜敗であったが、前半15分で3点を奪われるなど、弱点を露呈した試合だった。
そこから勝てないまま8連敗、さらに1つの引分を挟んで2連敗したのちにつかんだ初勝利。
自信を取り戻した桜撫子は息を吹き返し、ここまで4勝1分12敗。調子が上向いている中、さらに夏の厳しいトレーニングを積んでレベルアップした彼女たちにとって、今や勝てない相手などいないと思えた。


前半は足元でボールをテンポよくつなぎたいセレッソに対し、その起点となるディフェンスラインへのノジマの連動したチェックがよく効いており、前へ運ぶ隙を与えてもらえない。
特にCBの2人が小さいミスをしたときはチェックのスピードがグッとあがり、それで何度かピンチも迎えたが、最後のところで気持ちが強く出たプレーを見せてゴールは割らせない。こういうところの成長も大きいと感じた。
攻撃面では、この夏で個の能力もグンと伸ばしたセレッソは中盤の西田明華・林穂之香をうまく経由しながらペースを引き寄せていく。
こちらもシュートまでは運べるものの、最後の精度を欠き、またノジマの体を張ったディフェンスでなかなか得点が奪えない。
結局、両者ともに決め手を欠き、前半はスコアレスで折り返す。


後半はさらにセレッソペースに。ノジマの前線に疲れが見え始めてプレスが遅くなったことでボールを保持できる時間が長くなり、攻撃の形がはまり始める。
背番号8の松原が前回のバニーズ戦に続きごっつぁんゴールを外すと、左サイドの前川美紀のカットインから豪快なミドルを放つも相手キーパーのスーパーセーブに阻まれる。
先制ゴールを奪うのも時間の問題かと思われた81分、自陣右サイドの相手ボールのスローインの際、一瞬生まれた隙を見事につかれ、ノジマ南野が振り向きざまに左足を振り抜くと、これ以上ない完璧な軌道を描いたボールが逆サイドネットに突き刺さった。これはいくら絵梨香といえどノーチャンス。
思いもせぬスーパーゴールに大喜びのノジマイレブンであったが、桜撫子の目は全く死んでいなかった。
その後も再三ノジマゴールに迫り続け、試合終了のホイッスルが鳴るまで走ることをやめなかった。


結果は0-1と非常に悔しい敗戦だった。しかし何よりうれしかったのが、バックスタンドに挨拶に来た選手全員がこれ以上ない悔しさを表していたことだった。
今年にも1部昇格を狙おうかという格上の相手に対し、本気で勝とうとする姿勢が見えた瞬間だった。

今回の敗戦は残念だが、その気持ちがあれば、まだまだやれるはず。

次はにっくきスペランツァ高槻との決戦(一応"大阪府ダービー")。
ノジマ戦の悔しい気持ちを胸に、勝利をつかみ取ろう。

しなやかに 咲き誇れ