チャレンジリーグ参入は夢と散る
入替戦予選大会最終節、ディオッサ出雲FC戦。
初日の試合を見る限り、個々の技術では圧倒できる、という印象だった。
しかし、勝負はそんな簡単なものじゃなかった。
3日間の連戦ということもあり、選手を入れ替えながら戦ったセレッソに対し、帯同メンバー13人で戦い抜いた出雲。
チームとしての成熟度は一目瞭然だった。
メンバーを固定せずに戦うことは、連戦の疲労を軽減できたり、一人でも多くの選手にチャンスを与えられるというメリットがある反面、それぞれの意識のほんのわずかな違いにより連携の細かなズレが生じやすいというデメリットがあるということ。
中学生中心のメンバー構成で、まだまだ経験の浅い選手にとってそのズレを修正するのは簡単ではないだろう。
今日喫した失点はいずれもそういったわずかなズレを見逃してもらえなかった結果だった。
関西リーグではINAC以外の敵を寄せ付けずに優勝。来年同じ舞台で戦うことになるが、今年以上の結果は出せるだろう。
それだけに、この挑戦失敗は大きい。
堺レディースがチャレンジリーグに参入して3年。最初の2年は完膚なきまでに叩きのめされていたチームが大きく成長した。
それだけ全国のチームと年間通じて試合をできるということは成長につながる。
ポテンシャル溢れる中学生年代には一年でも早くそういう舞台を経験してもらいたかった。
でも彼女たちガールズの選手の当面の目標はガールズを上に上げることじゃなくてレディースに入ること。その先になでしこジャパンとか世界とかあるけど。
その目標を見失わず必死でもがいてほしい。
サッカーを続ける限り応援し続けます。