前進あるのみ 第16節
ミッドウィークの痛い引き分けを経て、僻地も僻地、千葉県は鴨川市に乗り込んだセレッソ大阪堺レディース。
対戦相手は体を張った堅い守備に定評のあるオルカ鴨川。
前日、日体大がハリマに5-0と大勝し、勝たなければ首位陥落となるこの一戦、セレッソは絵梨香が久々のスタメン復帰、代表から戻っていた菜々美が定位置の左SBで先発復帰、筒井をCB、麗奈をボランチに入れた攻撃的な布陣で臨んだ。
前節の反省を活かしてしっかりと集中して入りたいところだったがオルカの早い出足に戸惑い中途半端なプレーが散見。
それでも、プレスが連動し上手くハメてのショートカウンター、という得意のパターンで攻め込むシーンを作ると、6分、早速右サイドで矢形がボールを奪い返してゴールライン際までえぐり、フリーの穂之香にピンポイントクロス。これを穂之香は難なく逆サイドネットに決めて先制。
しかし、ここからはしばらく膠着状態に。どことなく集中を欠いてしまう場面があり、何度か危ない場面も作られたが、最後のところで何とか耐えて前半は無失点で切り抜ける。
しかし、後半、両チームともに前半と同じメンバーでスタートすると、開始直後、筒井、松原妹の間を上手く抜けられ、キーパーと1対1に。
絵梨香が抜群の寄せでディレイし、ディフェンスがカバーに入っり一度はシュートブロックするもクリアが甘く押し込まれ同点に。
その後前半同様チャンスは作るものの決め切れない、といういつもの悪循環に陥るようになり、迎えた77分。
コーナーのクリアボールを拾われ、再び放り込まれたクロスに対して誰も競りに行けずフリーで撃たせてしまい、逆転を許してしまう。
これでやることがはっきりしたセレッソ。
勝ち越しゴールを許す前に志歩に代わって入っていた美紀をSBに下げ、菜々美を一列前に上がると、左サイドが活性化。
ビッグチャンスを連発したセレッソは、87分、混戦から沙織が押し込んで振り出しに戻すと、最後まで諦めずに走り切ったが、再逆転には至らず試合終了。
最後の同点ゴールの場面も、体勢が崩れているにも関わらず捨て身でシュートブロックに飛び込んでくるオルカの選手の執念には感服だった。
逆に自力優勝が無くなってしまった。
でも、残り2戦最後まで諦めずに戦えばきっと結果はついてくるはず。
最終節、保土ヶ谷で笑うために!
最後まで走り切れ!桜なでしこ!
今日の井上
デビュー戦。結果に最高の結果に繋がらなかったのは残念だったけど、ここ最近の安定感は素晴らしい!
でももっとやれるよ!!!