地を這うクロス

セレッソ大阪、セレッソ大阪堺レディースを中心に、サッカーのことをつらつらと綴る駄ブログです。

第2節横浜FC@ニッパツ

どういう日程の組み方をしたらこうなるのか。開幕戦から2試合続けてニッパツ三ツ沢球技場。桜も満開です。

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ちなみにアウェイ愛媛のあとはホーム6連戦です。

余談はさておき、試合です。ニッパツ横浜FCシーガルズ。冠にニッパツが付きました。
対戦相手はニッパツ。会場もニッパツ

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忘れもしない昨シーズンのプレーオフ最終節。厳しい闘いを予想していたがまさかの圧勝で自動昇格を勝ち取りました。
そのシーガルズアンクラスとの入替戦を制して2部に上がってきました。

内容は思ったよりオープンなものに。セレッソは何度もポストに助けられ、シーガルズセレッソのフィニッシュの精度に助けられるという、ハラハラの展開に。

でも結果は1-1。相手の得点はコーナーからニアで上手くすらして。
セレッソの得点は失点直後のカウンターという前節のデジャブ。けどその後前掛かりになり過ぎず失点しなかったのは及第点か。


2試合で2得点と肝心の攻撃は少し物足りなさも。それでも昨シーズンから実力を大きく伸ばした菜々美が2アシストと早くも「もってる」所を見せるなど、楽しみな点は多い。

次はいよいよホーム開幕。
オーストラリア代表擁するASハリマ
ここも間違いなく厳しい闘いになると思うけど、そろそろ勝ち点3欲しいね。


最後に、今日の井上。
文句なしです。あの負けん気は素晴らしい。
このまま行ったら間違いなくU-17ワールドカップに連れて行かれちゃう。
見に行きたいからヨルダンやめて日本開催にしよう。

ではまた来週!
桜なでしこは今週末満開!!

2016開幕!第1節日体大@ニッパツ

長いようで短かったオフを終え、2016プレナスなでしこリーグ2部が開幕。

セレッソの開幕戦の相手は日体大。一昨年のももクロ以来。見に行ってないけども。。

今までの対戦では圧倒的なフィジカルの差を前面に出されて何もさせてもらえないことが多かった。
しかしこの2年でフィジカル面はかなり伸びたセレッソがどこまでやれるか。

ひそかに「勝てるんじゃないか」と思ってたけど。


試合は、年代別代表にも呼ばれ続けている植村が徹底的に裏を狙ってくるも、キーパーの西中と、スリーバックを組んだ高1トリオの踏ん張りもあり最後のところでしのぎ、逆に攻撃に転じれば持ち前の連携で相手ディフェンスを崩すも、フィニッシュの精度を欠き得点を奪えない。

前半特に光ったのは井上。持ち前の前に出て刈り取るディフェンスもさることながら、カバーリングに入りピンチを救っていた。

前半はスコアレスで折り返したが、後半早々、前半耐え抜いていた高1トリオが一瞬の隙を突かれて先制を許す。
すかさず明華のゴールで追いつくも、徹底的に裏を狙ってくる日体大の攻撃に次第に防戦一方になり、立て続けにゴールを許し、1-3で試合終了。

結果だけ見れば力の差を見せつけられたように見えるが、シュート本数は相手を上回るなど、自分達が支配する時間があったのも事実。

課題はたくさんあるが、このリーグでも十分やっていけると思った。


さて。楽しみな?シーズンが始まりました。また一年間サポート頑張っていきます。

同世代ナンバー1?

もう睦月も最終日となり、すでに過去の話ですが。
正月休み(社会人はしっかり仕事)期間にJ-GREEN堺で開催された全日本女子ユース(U-18)選手権に、セレッソ大阪堺ガールズ(名義のみ)が出場した。

名義のみということで、メンバーはレディースフルメンバー。


一部界隈で「堺開催、JFAアカデミー堺創設など、セレッソを優勝させたい何かが働いている」とかわけのわからん憶測が飛んでいたようですが、
安心してください、第16回大会から今回の第19回大会までずっとJ-GREEN開催です。


さて、1回戦2回戦は仕事始め前の3日、4日に開催されたので見に行けたんですが、準決勝と3決・決勝は平日開催(6日と7日)なので当然行けません。

予想通り、初戦、2回戦ともに格下の相手で試合はワンサイドゲーム
とはいえ初戦は明華のスーペルゴラッソで先制するまでは硬かったけど。



準決勝。仕事の合間や昼休みをうんまいこと使ってYouTube観戦。生放送してたんです。
相手は浦和レッズレディースユース。

実は4年半前(2015年夏)、同じ全日本女子ユースの一つ下のカテゴリー(U-15)で戦ったことのある両チーム。
この時は(見ていませんが)セレッソはレッズに歯が立たず、1-5の完敗を喫していた。そのリベンジに燃えるセレッソ

序盤から早いプレッシャーと高い技術で押し込まれる時間が続き、幾度となくピンチを迎えるも、全員で耐え、後半、宝田、林の得点で見事勝利。
失点も終盤のコーナーからの1点に抑え、4年前のリベンジを果たした。



ここでいてもたってもいられなくなり、翌日の大阪行きを決意。
メニーナとの決勝戦へ。

日テレメニーナは今大会5連覇中。レッズレディースユースが準決勝で負けて大泣きしてたのは、黄金時代の高3が最後の年にメニーナの連覇を止めるという並々ならぬ決意で臨んでいたからに違いない。
だがそのチャンスが与えられたのはセレッソ大阪堺レディース(名義はガールズ)。

試合は90分で決着がつかず、延長はなく、いきなりPK戦という何ともな。。。
PK戦は5人全員が決めたセレッソに対し、絵梨香がメニーナの3本目を見事に止めて5-4で勝利。
初出場・初優勝という快挙を成し遂げた。
さらに、夏の女子U-15と合わせてアベック優勝。
さらにさらに、年末の男子U-15と合わせて年代別トリプル優勝。

そんな素晴らしい優勝の瞬間に立ち会えたので行ってよかったの一言です。



ただ、直後にあった高校女子サッカーの決勝。注目度の差が。。。
同年代の大会でここまで差があると・・・ねぇ。
こうなったら高校女子ナンバーワンを獲った藤枝順心と同年代ナンバーワンをかけて一発勝負や!(ヤケクソ)

ま、もうすぐ次のシーズンが始まるのでもういいですけどね。。。




さて、今週末はなでしこリーグの日程発表。
去年チャレンジWESTを圧倒し、そしてこの全日本女子ユースを制したセレッソ大阪堺レディースの実力やいかに!!!

3月末から始まるセレッソ大阪堺レディースの新シーズンには期待しかない!!!

チャレンジリーグ参入は夢と散る

入替戦予選大会最終節、ディオッサ出雲FC戦。
直前に行われた試合てINAC神戸レオンチーナがオルカ鴨川FCに0-6と大敗し、セレッソはこの試合に勝てば入替戦出場決定という状況に。


初日の試合を見る限り、個々の技術では圧倒できる、という印象だった。
しかし、勝負はそんな簡単なものじゃなかった。

3日間の連戦ということもあり、選手を入れ替えながら戦ったセレッソに対し、帯同メンバー13人で戦い抜いた出雲。
チームとしての成熟度は一目瞭然だった。

メンバーを固定せずに戦うことは、連戦の疲労を軽減できたり、一人でも多くの選手にチャンスを与えられるというメリットがある反面、それぞれの意識のほんのわずかな違いにより連携の細かなズレが生じやすいというデメリットがあるということ。
中学生中心のメンバー構成で、まだまだ経験の浅い選手にとってそのズレを修正するのは簡単ではないだろう。
今日喫した失点はいずれもそういったわずかなズレを見逃してもらえなかった結果だった。


結局試合は2-2の引き分けに終わり、セレッソ大阪堺ガールズのチャレンジリーグ挑戦の夢は散った。

関西リーグではINAC以外の敵を寄せ付けずに優勝。来年同じ舞台で戦うことになるが、今年以上の結果は出せるだろう。
それだけに、この挑戦失敗は大きい。

堺レディースがチャレンジリーグに参入して3年。最初の2年は完膚なきまでに叩きのめされていたチームが大きく成長した。
それだけ全国のチームと年間通じて試合をできるということは成長につながる。
ポテンシャル溢れる中学生年代には一年でも早くそういう舞台を経験してもらいたかった。

でも彼女たちガールズの選手の当面の目標はガールズを上に上げることじゃなくてレディースに入ること。その先になでしこジャパンとか世界とかあるけど。
その目標を見失わず必死でもがいてほしい。

最後に、もしかしたらこの試合がセレッソで最後の公式戦になるかもしれない選手、お疲れ様でした。セレッソにきてくれてありがとう。
サッカーを続ける限り応援し続けます。

CL入替戦予選大会第2節

昨日に引き続き裾野市は時の栖スポーツセンター。
未明から降る雨の中、今年度千葉県女子サッカーリーグの覇者、オルカ鴨川FCとの対戦に挑んだセレッソ大阪堺ガールズ。

一回り体の大きく、年齢層も上のチームとの対戦に加え、最悪ともいえるピッチコンディション。苦しい試合になることが予想された。


序盤から前への圧力をかけてくるオルカに対し防戦一方になるセレッソ。とにかくサイドの裏へのロングボールを蹴って、あとはスピードと個人技で突破してクロスという何ともわかりやすい攻撃であったが、まだまだ小柄でフィジカルがついてきていない中学生年代には対応が難しく、2点のビハインドを背負う。

対するセレッソもいつものように中盤での細かいパス回しはさせてもらえず、押し込まれてのカウンターに頼ってしまう。
そんな中でも数回チャンスを作り、待望の今大会初得点が生まれる。左サイドから抜け出した田中智が最後はPA内でディフェンスをかわすと、至近距離から豪快に決めて1-2。

そこから徐々に相手の攻撃にも慣れ、逆に攻勢に出たがネットは揺らせずそのまま前半終了。

後半は逆転を目指して攻勢に出たかったセレッソであったが、ギアを入れ直してきた相手にまたも押し込まれる展開に。
得意のサイド攻撃から2点を追加される。

終盤、中央を抜け出した田中智がキーパーに倒されPA内で倒され、PKをゲット。得点機会阻止の相手キーパーは当然一発退場。
このPKを田中実がしっかりと決めて2-4に。

さらに追加点を奪いに行くセレッソであったが、人数が少ない相手を最後まで崩し切れなかった。
しかし、終始相手を翻弄する上手さを見せた田中智は、大物の片鱗を感じさせてくれた。今後も期待したい。

これで予選大会突破は厳しい状況になった。
しかし、明日の試合結果によっては突破の可能性もまだ残っている。


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第一試合のレオンチーナ対オルカ鴨川にオルカ鴨川が勝てば、セレッソにもチャンスは残る。
勝点、得失点差、得点がレオンチーナと並んだ場合は昨日のPK戦の結果が効いてセレッソが上位となる。


結果はどうなるかわからないけど、最後まで走り抜けてほしい。

もう一つの戦い

桜なでしこのつぼみも頑張ってます。
関西リーグ1部を昇格1年目で制覇したセレッソ大阪堺ガールズが、チャレンジリーグへの昇格をかけて戦ってます。


舞台は時の栖。
オルカ鴨川FC、セレッソ大阪堺ガールズ、INAC神戸レオンチーナ、ディオッサ出雲FCの4チームで一回戦総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームがチャレンジリーグ下位チームとの入替戦(ホームアンドアウェー)への進出となる。


昨日1日がその初戦。セレッソの相手はINAC

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関西リーグでも戦った、お互いに手の内を知る相手との対戦は、意地と意地がぶつかり合う非常に見応えのあるゲームに。

どちらにも決定機はあったが、互いに集中を最後まで切らさず、結局スコアレスドロー
後半苦しい時間帯のあったセレッソであったが、CBの松原優、河岸を中心に耐えに耐え抜いた。

中でも光っていたのは長期間怪我に苦しめられていた高橋。
試合前の「ゴール決めます!」の宣言どおり、攻撃に守備に90分間奔走した。結局ゴールは奪えなかったが、完全復活を思わせる活躍だった。

他にも楽しみな選手がたくさんいたので、あと2日の試合からは目を離せない。

さぁゆけ!桜なでしこ!

2015昇格!

チャレンジリーグプレーオフ最終節。相手はEASTの覇者、横浜FCシーガルズ

初戦の常盤木戦で、EASTのレベルの高さを感じていたので、この試合に対しては期待と同じくらい不安があった。


会場は横浜市とは思えないほどの僻地にあるかもめパーク。まあのどかでしたわ、藤原。
ピッチは人工芝、観客席などはない、いわゆる金網デスマッチ。

スタメンは前節から少しいじって。ボランチに井上、右SBにみき。

序盤こそ悪くない入りをしたものの、相手の寄せの速さや足下のうまさで要所要所で競り負け始めてゲームを徐々に支配されると、早い時間に2度の決定機を作られる。
ここを絵梨香のファインセーブでしのぐと、ディフェンスラインの集中度は増した。

なかなか自由にボールをもたせてもらえなかったが、一本のカウンターから咲良のファインゴールで先制。

その後も苦しい時間が続き、なかなか主導権は握れないままだったが、相手の攻撃をなんとかしのぎ、そのまま前半終了。

やはりEASTはレベルが高い。このままだと後半やられる。そう思って臨んだ後半。メンバーチェンジは井上と脚を傷めていた森中に替えて8と20、志歩とことの。
やかちゃんとことのの快速ツートップでさらに前に出て追加点を取りに行くという明確なメッセージに選手が応える。

後半開始直後、麗奈の高い位置でのボール奪取から明華のスーパーミドルが炸裂すると、そこから5分でさらに2点を追加し、完全に試合の流れに乗った。
直後にコーナーから見事な大かぶりで1点返されるも、さらにその直後にことのが快速を飛ばしてゴールを奪い、5-1。

まだまだ得点を奪いにいったが追加点は奪えなかったものの、最後まで集中を切らさず相手の攻撃に耐え、そのまま試合終了。

試合前、ハーフタイムの不安はどこかへ吹き飛んでしまう圧勝で最後はお祭り状態。


でも挨拶のときは涙で顔をぐしゃぐしゃにする明華、とその横にいる志歩。

けど、「セレッソは、なでしこ2部でも優勝する力を持ってると思うので、来年は必ず優勝して1部に上がります」発言には度肝を抜かれた。でも、彼女たちならやってしまいそうな気がする。

勝利を目指して走れ!セレッソ大阪



そして、次は、レディースの次世代を担うガールズの昇格戦が。
一緒に上がれるように頑張ろ。