第十五節ホーム清水第八戦 新たな課題
2連勝からASハリマに悔しい敗戦を喫し迎えた今節。
昨年は最終節で下位と舐めてかかった結果何もできずに敗れた清水第八プレアデスとの対戦。
相手は今シーズン1勝で最下位に沈んでおり、勝てば暫定ではあるが順位が1つ上のバニーズに勝点1差まで迫れるとあり、何が何でも勝たなければならない試合である。
リベンジに燃えるさくらなでしこは今シーズンのチームの状況が功を奏し、序盤は引き締まった試合を見せる。
まずは前半8分に波状攻撃を仕掛け、最後は今シーズンいいパフォーマンスを見せ続ける前川がDFラインの背後に長いボールを入れると、大外から絶妙のタイミングで飛び出した松原がGKとの一対一を冷静に流し込んで先制。
15分には得点ランキングに名を連ねる玉櫻が左サイドセンターライン付近でボールを受けると、抜群のスピードで相手CBを置き去りにし、そのままゴール。
34分には先制ゴールをアシストした前川がカットインからミドルシュートを放つと、相手DFに当たったこぼれ球を林が押し込んで3点目。
内容、結果共に試合を支配した前半戦であった。
大量得点が期待された後半であったが、気のゆるみがあったからか、最後の精度を欠いてしまい、なかなか追加点が奪えない。
特に印象的だったのが、左サイドからのクロスボールを明華がそらし、ゴール正面でフリーになっていた松原がダイレクトでシュートを打ってゴール上に外したシーン。
一つ一つのプレーをもっと大事にしてほしいと思った瞬間だった。
結局、後半は1点も追加点を奪えないまま試合終了。
シュート数はセレッソ24本(前半13本)、清水第八2本(前半1本)と数字の上でも圧倒していたとわかる内容だっただけに、もの足りない試合だと感じた。
こういうところの精度を上げていかなければ上のレベルで戦えないとわかったことを前向きにとらえて、改善していってほしい。
最後に、ガールズ所属の山下莉奈選手がこの試合でチャレンジリーグデビューを果たした。
正GKの福永の怪我というイレギュラーが発生し、前節よりベンチ入りしていたが、試合の大勢が決まったと思われた87分に交代出場した。
上級生、特に3期生の層が厚いこともあり、なかなか出場機会が巡ってこなかった4期生としては初めての出場で、非常におめでたいことである。
これを機に、他の4期生、さらには5期生も上級生を追い越すつもりでもっと頑張ってほしい。
山下選手、おめでとう!
http://www.cerezo-sportsclub.or.jp/academy/players_staff/ledies.html